今年のEURO2016は32ヵ国出場となり大会のレベル、殊にグループリーグのレベルが落ちたと言われている。
さらに決勝トーナメントがベスト16となることで、グループリーグの3位チーム4チームまで決勝トーナメント進出が可能となっている。
このようなレギュレーションの中、大会の質的低下が叫ばれていたが、
どの試合も白熱した展開を示しており楽しめるものとなっている。
まさに、欧州のサッカーレベルの高さを証明する大会となった。
昨日のウェールズ対北アイルランドといった興味のわきにくい試合さへ面白いカードだった。
本日のドイツ対スロバキアのドイツのスターティングメンバーは以下の通りであった。
ゴメス
ドラクスラー エジル ミュラー
クロース ケディラ
ヘクター フンメルス ボアテング キミッヒ
ノイアー
ヨーロッパのチームはアーリークロスが代名詞と思っていたが、
ドイツはサイドをえぐって中に入り込んでセンタリングを上げるという
南米チームがよく取る戦術を取る場面が多かった。
ドイツ代表は自分達らしさといったものではなく、何が得点獲得に効果的かといった合理性により戦術を選択しているのだと感じた。
後半のスロバキアはハムシクの落としからのクツカのシュート以外に見るものは無かった。
ハムシク一人では巨人ドイツに立ち向かうのは難しかった。
堅守速攻を旨にやってきたチームとしては、
前半で2点取られた時点でジエンドであったであろう。
他のベスト16の試合もポーランド、ポルトガル、ウェールズ、ドイツ、フランスが勝ち上がっており、ベスト8進出は波乱が見られない。
27日月曜深夜に行われる屈指の好カード、スペイン対イタリア戦の結果が楽しみである。
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