本日は中小企業診断士として大変お世話になった桑迫仁志先生のお通夜に参列してきました。
桑迫先生とは中小企業診断士になる前からお世話になりました。
会社を退職し路頭に迷っている中、
当時雇用能力開発機構による事業で経営管理を学ばせて頂く機会を得ました。
その時講師としてポリテクカレッジ浜松にいらしていたのが桑迫先生です。
当時が思い起こされ、お通夜に参列する途中にポリテクカレッジ周辺を散策してしまいました。
現在は求職者雇用支援機構となったポリテクカレッジ浜松
夕暮れのポリテクカレッジ浜松
製造業の現場に強い先生でしたが、当時から部品製造業においても経営戦略が重要であることを説いておられ非常に新鮮でした。
経営戦略は面白いと感じ、本格的に学び始めたのもこの頃です。
無職の暇時間をフルに活用し、ドラッカー、ポーター、コトラー、コリンズ等を読み漁ったものです。
雇用保険をもらいながら経営戦略に没頭できたことは僕の人生でもかけがいのない時間でした。
大人になってじっくりと学ぶ時間を持てた事はとても贅沢だね、と共に学ぶ仲間と語った事を今でも覚えています。
そうした経営戦略を学ぶ楽しさを教えてくれたのが桑迫先生でした。
こうした景色を眺めながら自転車でポリテクカレッジ浜松に通っていました
馬込川の川沿いをアクトシティを眺めながら通学する時間は癒しの時間でした
時は経ち、晴れて中小企業診断士の資格を取得する事ができました。
独立1年目、またまた路頭に迷っている中、
静岡県中小企業診断士協会内の「経営革新研究会」で桑迫先生が講義を行っているとの情報を得ました。
講義テーマはなんと「戦史に学ぶ「失敗の本質」」です。
僕の興味からも、久しぶりに桑迫先生の講義を聴ける嬉しさからも、まさに垂涎もののテーマでした。
早速「経営革新研究会」に入会させていただき、以来4年に渡り共に勉強させていただきました。
今年の6月にはIoTの今後の動向と製造業に与える影響につき講義をいただいたばかりでした。
突然の訃報に接し未だにショックをぬぐいされません。
それでも今までのご厚情に対し感謝と共に手を合わせてこられたことはせめてもの救いです。
御年80歳になってもIoTという最新動向に対し興味を持たれ、
変化を経営戦略にどう活かすかを考え続けられるバイタリティを見習っていきたいと思います。
桑迫仁志先生の最後の授業「IoT(モノのインターネット)時代の到来」
来年1月に新年会でまた楽しくお酒をご一緒できるのを楽しみにしていたので残念でなりません。
今年の経営革新研究会の新年会(奥で手を挙げられているのが桑迫先生です 僕は対面の白シャツ)
今まで桑迫先生に教えて頂いた事や、経営戦略を持つことの重要性を学び広める事に一層奮励努力していきたいと思います。
桑迫先生ありがとうございました。
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